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8年ほど前のことです。ある日突然、生理のような出血があり、びっくりして病院へ走りました。
診てもらったものの、これといった原因は見つからず、薬で出血が止まったこともあって、
しばらく様子を見ることになりました。
ところが1年くらい経ったころ、今度はお腹がだんだん大きくなってきたのです。
それで再び病院へ行くと、卵巣腫瘍でした。結局、卵巣を摘出しました。
手術後は、1ヶ月に一度、入院して点滴を受けていました。
しかし、体力の衰えが激しく、家族の世話などまったくできず、
自分の身の回りのことをするのが精一杯でした。
そうこうしているうちに、薬の副作用でしょうか、今度は腎臓がひどく痛んできたのです。
原因は腎臓にできた腫瘍でした。そして、片方の腎臓をとることに・・・。
その入院中、主人が雑誌で見たといって、姫マツタケを購入してきました。
そして主人自ら煮出して、私に姫マツタケをすすめるのです。
最初は、主人のせっかくの好意を踏みにじるような態度もしました。
正直いって、「これ、いったい何?」といった感じでしたから。
ところが退院後、半年間ほど飲み続けていたころから、倦怠感や疲労感が少なくなり、
体を動かそうという気持ちが出てきたのです。
以前習っていた着付けを再開する気になっただけでなく、運動も兼ねて日本舞踊も始めました。
そしてついに、今年は国立劇場で行われた踊りの会にも参加しました。
参加するに当たっては、練習の回数も増えるし、かつら合わせなど、電車を乗り継いでの外出も度々でしたから、
体のことがいちばん心配でした。
しかし、姫マツタケのおかげでしょうか、寝込むこともなく、無事乗り切ることができました。
病院の先生も、ヤル気を喚起することの大切さを力説されていましたが、そのとおりです。
というのも、この度のことで、すっかり自信がもてました。
厄介な病気だけに、不安と心配の連続でしたが、早くも、来年の会への参加を楽しみにするほどになりました。
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